MQTT

MQTTサーバーを実装しながらGoを学ぶ - その12 Contextを使ったgoroutineの停止

前回、別goroutineで発生したエラーハンドリングをしました。具体的にはサブスクライバへの書き込みでエラーが発生した場合にサブスクリプションの削除処理するようにしました。今回は、 context.Context を使ってgoroutineを停止することで、クライアントが…

MQTTサーバーを実装しながらGoを学ぶ - その11 goroutineのエラーハンドリング, map, goroutineセーフ

前回の続き。別のgoroutineで発生したエラーをerror channelを使ってハンドリングしてみたいと思います。ハンドリングの処理でmapを使ったのですが、goroutineセーフにするため sync.Map を使ってみました。 目次。 handleSub でエラー 別goroutineを受け取…

MQTTサーバーを実装しながらGoを学ぶ - その10 type, "chan<-"と"<-chan"

前回、goroutine, channel, selectを使って Broker を実装しました。この Broker をサーバーで利用し、MQTTでメッセージを配送してみます。 その前に <-chan chan<- []byte という型が読みづらいので type を使って対応します。その後、読み書き可能なchanne…

MQTTサーバーを実装しながらGoを学ぶ - その9 channelとselect

前回はgoroutineを使って、複数クライアントと同時に接続できるようにしました。今回は、複数のgoroutine間をchannelをつないでメッセージやりとりし、Publishされたメッセージを別のSubscribeしているクライアントに配送します。channelの所有権やselectを…

MQTTサーバーを実装しながらGoを学ぶ - その8 goroutine, pprof

前回までで、クライアントがPUBLISH、またはSUBSCRIBEすることができるようになりました。次は、クライアントからPUBLISHされたメッセージを、SUBSCRIBEしている別のクライアントへ送る処理を実装していきます。が、その前にgoroutineを使ってサーバーが複数…

MQTTサーバーを実装しながらGoを学ぶ - その7 type switch, interface再考, プライベートな関数のテスト

前回で、クライアントからのPUBLISHを受け取るところまで実装できました。今回はSUBSCRIBEを受け取るところを実装します。いつも引用してる図で言うと、右側の「Computer」や「Mobile device」からMQTT Brokerへの通信です。 引用元:https://www.appcelerat…

MQTTサーバーを実装しながらGoを学ぶ - その6 const, iota

前回の続きです。handlerのエラーハンドリングからやります。その後、mosquitto_clientからPUBLISHパケットを自作サーバーで受け取れるようにしました。最後にhandlerのリファクタリングで Untyped constant declaration というconstの便利な使い方を知りま…

MQTTサーバーを実装しながらGoを学ぶ - その5 net, io, bufioパッケージ

前回の続きです。前回までで一応 CONNECTパケットをstructに変換する処理ができました。これでクライアントからのCONNECTパケットをサーバー側で解釈できます。 今回は、CONNECTに対するレスポンスであるCONNACKに取り掛かります。また、実際にサーバーとし…

MQTTサーバーを実装しながらGoを学ぶ - その4 テストカバレッジ

前回の続きです。 今回は、MQTTのCONNECTパケットのペイロードから。ペイロードをbinaryパッケージを使って実装します。その後、regexパッケージを使って入力チェック処理を書いてテストします。Goではテストカバレッジが簡単に取得できるようだったので、試…

MQTTサーバーを実装しながらGoを学ぶ - その3 errorとエラーハンドリング

前回で func ToFixedHeader(bs []byte) FixedHeader という関数を実装しました。この関数の引数のチェックとエラーハンドリングからやります。Goにおけるエラーハンドリングを学んでいきたいと思います。 目次。 error CONNECTパケットの可変ヘッダー Goのエ…

MQTTサーバーを実装しながらGoを学ぶ - その2 go vet, gofmt, go doc

前回、固定ヘッダーを表すstructの実装に着手しました。 // fixed_header.go package packet type FixedHeader { PacketType byte } func ToFixedHeader(bs []byte) FixedHeader { b := bs[0] packetType := b >> 4 return FixedHeader{packetType} } ここか…

MQTTサーバーを実装しながらGoを学ぶ - その1 Table Driven Test

2018年はGoとMQTTデビューをしたので、学んだことの振り返りも兼ねて、GoでMQTTサーバーを実装してみます、という日記です。 使用するGoのバージョンは1.10.7です。 MQTTとは以下のようばPubSubを実現するプロトコルです。詳細は実装しながら確認していきま…